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建具工事-モリキズナの家-

Posted on 2016-12-22

壁の左官工事も終え、いよいよ建具設置工事も始まっています。
室内に建具が入ると、空気の動きが変わったように感じます。今までは、部屋同士の関係が
曖昧なせいか、どこか落ち着きませんでしたが、建具が入った後は、各部屋がテリトリーを
主張しているように感じ、部屋ごとに落ち着く場所が出てきているように思いました。
とはいえ、基本的には、引き戸で部屋を仕切っていますので、この両者の関係性のバランスを
住みながら操作できるようにもなっています。

薪スト―ブの土台(大谷石)やトイレの壁タイルの施工も進んでおり、完成が待ち遠しくなっています。
外部では、足場もはずれて、見え隠れしていた表情もはっきりと見えるようになりました。
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その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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