軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

BLOGブログ

軽井沢の建築家の日々-夏が涼しい高断熱

Posted on 2017-08-05

高断熱は冬のためと思われている方も多いですが、実は、夏も実力を発揮します。
弊社の実験棟(自宅です・・・)は、約10年前の断熱がダメな部分と6畳だけ増築した高断熱部分があります。軽井沢も暑い日となっており体感として、高断熱の部屋が涼しいと感じていたため、データをとってみました。

・外気温:26℃(8月5日 9:30)
・室内温度:共に24℃
・天井表面温度:高断熱/25.1℃、既存/28.1℃、
・壁表面温度:高断熱/24.9℃、既存/27.5℃

屋根材は同じで、条件がほとんど同じですが、既存部分は外気温よりも高く、高断熱部は外気温より低くなりました。表面温度の差は約3℃。この表面温度の差が体で感じる暑さがあるか無いかという結果となりました。

軽井沢も年々暑くなっていると実感しておりますが、やはり、冷房設備に頼らず森の中を抜けてきた自然な風で、快適に夏の別荘をすごしたいという方が多いかと思います。
夏も快適にすごすために、また、軽井沢の温度上昇を抑えるためにも、高気密高断熱仕様の別荘/住宅等はお勧めですので、是非計画をされる際には、検討されてみてはいかがでしょうか。
ご興味のある方は、お気軽にお問合せいただければと思います。
室内温度/高断熱部 /既存低断熱部
天井表面温度/高断熱部 /既存低断熱部
壁表面温度/高断熱部 /既存低断熱部
 

Tag / ,

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

PAGE TOP