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(一社)新住協関東支部 研修会

Posted on 2019-03-01

昨日は、一般社団法人新木造住宅技術研究協議会(新住協と略します)の関東支部研修会でした。新住協は、簡単に説明すると、次世代省エネ基準という国が定める最高基準による省エネ住宅の燃費に対して、その半分の燃費で全館暖房する技術の研究と多くのユーザーの方がそんな家に住んでもらうための普及をする団体です。会員は、この高気密高断熱の家をコストを抑えながら、特殊な技術を使わず確実な施工ができる技術を日々学んでいます。ちなみに会員は705人おります。

そして、この新住協の関東支部事務局は、実は、今年より弊社が担当しております。関東支部では、技術力向上を目指して長い間、多くの研修会を続けてきたため、多くの諸先輩方の技術は素晴らしく会員歴が浅い我々の世代や新しく入ってくる会員としては、高いレベルを早い段階で学ぶことが多い支部となっております。

そういった経緯もあり、高気密高断熱だけではなく、家づくり全体のレベルアップ研修を今年の活動で行うことを支部長と昨年末あたりから話しており、今回の研修を行うこととしました。

今回は、大きく2つの研修を実施しました。

①会員の実績報告会として、燃費半分の高気密高断熱仕様に、太陽光発電パネル下部の熱を床下蓄熱槽に取り込んで暖房に利用する家の施工状況報告。栃木県のラファエル設計さん担当です。太陽熱を利用して家を暖める取り組みです。

②2つめは構造講義です。家づくりでは、構造設計が大事です。自社で構造設計する人もいれば、専門の構造設計者とパートナーを組んで設計する人もいます。どちらの場合でも、構造の知識が無ければ合理的でない、無理な家づくりを最初に計画してしまいます。今回の研修会では、地盤調査~基礎設計について専門家による講義をしていただき会員のスキルアップの機会としました。担当は、構造事務所の株式会社ソイルペディア様の地盤のプロ 出頭様です。

燃費半分の家で地震に強い性能は当たり前に実現したうえで、デザインも良くて居心地も素晴らしい家を多くの新住協会員が実現していける道筋を関東支部では模索して考えています。いつか「新住協の会員にお願いすると感動する家を手に入れられるよ!」という口コミが多く聞ける日を目指します。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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