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プレカット打合せ-奏でる家-

Posted on 2021-09-18

「奏でる家」は、基礎工事に着手し、プレカットの図面チェック、打合せを行いました。ウッドショックの影響もあり、なかなか木材確保が難しいですが、どうにか必要な材料と数量を確保できそうです。
プレカット図は、構造設計図に基づいて、木材に加工する施工図として作成されたものです。このプレカット図のデータは、そのまま加工機械に入力されますので、この段階で、実際の機械では加工できない箇所の確認や、加工サイドからの構造図変更要望などの質疑が出てきます。加工上で変更した箇所について、強度的に再度確認しますが、ちょっとした変更は、材料寸法が大きくなってしまったり、また、継手の位置が悪くなることで実際の地震の際に、危険個所になってしまうケースもあります。また、同じ木材、サイズでも強度が異なりますので、強度チェックも重要です。弊社の設計では、構造計算に基づき材料の寸法、材種だけでなく、材料の強度も構造図で指定していますので、プレカット図では、構造設計者とともにチェックしています。かなり細かいところですが、構造計算した家を、実際の家に反映するための重要な図面なので、慎重に対応します。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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