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新住協全国総会、北海道視察 -建築家の日常-

Posted on 2023-12-28

かなり時間が経過してしまいましたが10月上旬に、弊社が所属している一般社団法人新住協の全国総会に参加してきました。今年は、青森県が開催地となります。総会、基調講演に参加し、むつ市で活躍されている菊池組さんの実例を見学させていただきました。青森県の会員さんの実例・お話は、雪国という立地に向き合った住宅であるため、弊社としても参考となることが多く充実した研修となりました。青森市まで足を運びましたので、建築家・青木淳さん設計の青森県立美術館も視察。動線、展示の建築の関係性はとても面白く、研修中2度も訪れてしまいました。
10月中旬は、北海道まで木材加工工場と床材加工工場を視察し、続きで、パッシブ技術研究会の研修に参加してきました。北海道の山から切り出される広葉樹の品質高さとその後の加工工程は丁寧かつ良質であり、弊社としての理念に大きな刺激を与える機会となりました。パッシブ技術研究会の研修では、北海道で採用事例の多い第4種換気とまで言われているパッシブ換気(実際には第三種換気)の実例を視察。建築家設計によるパッシブ換気の実例も見ることができ、デザイン、換気、省エネ、暖房、すべてが北海道における地域性に合った計画に、弊社としても多く学ぶことができました。
10月は、思い切って時間を割いて、青森県と北海道に足を伸ばしましたが、この経験は大きく弊社の設計に間違いなく良い影響が出ていくだろうと感じました。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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