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視野を広げる学び -建築家の日常-

Posted on 2024-08-23

ここ数年、建築という領域に拘らず視野を広く持ち、様々なデザイン、特にプロダクト系に多く触れることで、設計に良い効果が出ると強く考えるようになりました。プロダクトデザインは、人との関係が近いデザインで建築とも密接な関係と考えています。学生時代からその思いは持っていて、大学のときに家具コンクールにも参加したのは、その気持ちからでした。いつかは建築だけでなく、そういったプロダクトデザインもいつか手掛けることができればと思うようにもなり、最近は、建築以外から学ぶ時間も増えた気がします。

そんな思いから、お盆休みは、角度の異なる”学び”をしました。「東武鉄道のスペーシアX」からは電車とは思えない居心地の良い空間と視界の楽しさ、「ポール・ケアホルム展」からは建築的な考えの家具デザインと実際の座り心地の良さ、「スモールワールズの宇宙世界」からは思いつかないような形態を学ぶことができました。スモールワールズには、関西国際空港の模型がありました。私が高校時代に好きな建築家は、イタリア人建築家/レンゾ・ピアノさんで、関西国際空港の設計者です。模型とはいえ、すっかり見入ってしまいました。


長野の戻ってから、長野県立美術館で開催中のダリ版画展にも足を運びました。中学時代、曲がった時計に魅了されて、美術の授業でも曲がった時計を書いた記憶もあります。ダリの絵は、今でも魅力的に感じますね。



その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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