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断熱工事-森澄居-

Posted on 2025-10-25

金物検査を終え、外部を中心に工事が進み、充填断熱と付加断熱の施工まで行い、続いて透湿防水シート、通気層の工事を経て、外壁や軒天井の仕上げ板材まで進みました。

この工程は、家の快適性と省エネルギー性を左右する“要”となる部分です。断熱材をすき間なく充填し、気密シートを丁寧に貼り合わせながら、熱が逃げる「すき間」を一つひとつ無くしていきます。施工中は、断熱材の密着具合や気密層の重なりを細かく確認します。

断熱性能がしっかり確保された家は、冬も夏も快適で、冷暖房エネルギーの消費を抑えることにもつながります。見えなくなってしまう部分こそ、最も大切にしたいところ。建物の心臓部ともいえる「断熱層」が確実に働くよう、最後まで丁寧に確認していきます。

テラスや内部の雰囲気も少しずつ形になり、紅葉の進んだ軽井沢の風景を室内から楽しめるようになってきました。外から眺めても、色づいた樹木の中で建物が美しく調和しており、季節とともに完成へと近づいています。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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