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屋根の下地工事等 -川口の家-

Posted on 2017-06-08

細かいことですが、屋根の先端については、いつも気を使って設計しています。水がどう流れるか想像しながら、屋根の中、壁の中に水が入らないように考え、さらに美しく見えるか検討し、職人さんにお願いしています。
川口の家では、内部の天井高が少し大きく、その分ファサードは、出来る限り高さを抑えたいため、断熱材の構成を工夫し、繊維系断熱材はいつもより薄くしています。そのため、大雨の日、雨水の音が少しでも軽減できるように、防水シートの下に防音効果のある材料を入れています。この材料と繊維系材料の組み合わせにより、雨が降った時にも、内部への雨の音はかなり抑えられます。
このタイミングで、バルコニーの防水工事も終えて、1階の段差部分にはしっかり断熱材がはめ込まれていることも確認できました。明日には屋根の仕上げも行われます。
完成してしまうと、目に見えない箇所がたくさんありますが、事前に図面でしっかり書いて、さらに現場で、目視確認し、職人さんと打合せ調整することで、より良い家ができます。
 

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その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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