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軽井沢の建築家の日々-第3回メタモルフォーシス展

Posted on 2017-06-15

長野市での仕事の空き時間を使って、ギャラリー82で行われている「第三回メタモルフォーシス展」に行ってきました。この美術展は、長野県ゆかりの20代、30代の現代美術家によるグループ展で作家相互が切磋琢磨したり、地域の文化振興を図る趣旨で行われているとのことです。なお、メタモルフォーシスの意味は「変容、変質。さなぎが超へと姿を変えること」だそうです。

今回7人の現代美術作家が参加されており、その参加者の中に”信州新世代のアーティストnext”交流会で知り合った更級真梨子さんも参加されておりましたので、更級さんの作品に少しだけ触れたいと思います。

更級さんの作品を見た瞬間に笑顔が自然とこぼれました。今回は、木版画と立体がつくりだす空間そのものが作品になっており、体感しなければわからない魅力がそこにはありました。初めての感覚でしたが「ここにしばらく居たい」そんな気持ちになる温かみのある、まるでテーマパークのような作品でした。
他の作家さんの作品においては、古典的でどこか新鮮な感じのある優しい力強さがあったり、時間への問いかけ、作家の意志や見えないものへの表現などを感じることができました。すべての作品において、建築をデザインするときと同じような意識があることを感じ、気づけば1つ1つゆっくりと観ている自分がいました。すごく良い刺激を受けたと思います。

6月25日までで開催しており、無料で入れますので、この期間に長野市まで行く機会がありましたら、訪れてみてはいかがでしょうか。

ギャラリー82(長野市岡田178-13 八十二別館1階)※撮影可でしたので会場の雰囲気を掲載します。
 

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その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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