軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

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別荘の燃費計算

Posted on 2018-04-04

車を購入されるときは、燃費を気にされると思います。家も年間どのくらい暖房費がかかるか、燃費がわかったら便利だな〜っと思う方も多いかと思います。

家も実は燃費計算できます。建築地、断熱材の厚さと種類、窓の大きさと種類、設備などなどがわかれば、おおよそ年間どのくらい暖房に灯油がどのくらい使うかわかります。写真は、弊社が加入している(社)新住協の会員が使用しているQ-Pexというソフトで、最新版で計算したものです。プレゼンフォーマットもあるので、わかりやすいソフトです。

最近は、冬も別荘を使いたい方が多いと思いますが、軽井沢の冬は氷点下二桁ですので水道管などが凍結破損しないように冬の間は「水抜き」という作業が必要です。しかし、軽井沢に何度も来られる時は、都度、設備屋さんに水道が使えるように依頼しなければなりませんが、その費用も大きなものとなります。

今回の計算結果では、国が推奨する最高基準の省エネ住宅の4割弱の超低燃費で、24時間全館暖かく、快適にすごせ、なおかつ、冬も暖房設定温度を最低温度で動かしておけば、都度、設備屋さんに水抜きを依頼するよりも安く、家をいつでも使える状態にできるということが計算結果から見えてきました。

軽井沢の別荘だからこそ、水抜き不要で、快適にすごせ、かつ超低燃費ですごせる建築性能が最低限できたうえで、風景の中で美し佇み、居心地の良いデザインでまとめることが求められていると思います。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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