軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

BLOGブログ

プレカット打合せ- 銀の家 -

Posted on 2018-10-20

来月の上棟を目指し、現場代理人、プレカット業者、大工、構造事務所とともに打ち合わせを行いました。今までの経験を出し合いながら1つ1つ確認し、微調整の変更を行い最適な軸組にしていくことを目標とした打合せです。簡単に各専門家の切り口を紹介すると、構造家は安全性と合理性、大工は骨組の美しさと組立て順序の確認、現場代理人は全体からみた納まりと工程と予算、私は構造の力流れ、デザイン性、温熱的な視点、長期的な耐久性、これらの納まりなども含めた全体をみた視点、プレカット業者は加工の可否や材種や詳細な納まり等の確認です。屋根と平面が複雑な家ですが、実施設計において、詳細な納まりを意匠設計でも構造設計でも検討して図示しておいたこともあり、各自が打合せ前に既に詳細を理解していたため、打合せをスタートから高いレベルで広く深い内容で、お互い一番良いと思う意見を出し合うことができました。最後は参加者全員が「上棟が楽しみ!」という気持ちで終わりました。非常に良いチームです。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

PAGE TOP