軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

BLOGブログ

地盤改良工事- モリノス -

Posted on 2019-03-28

地盤調査をしたところ、自沈層という地盤が弱い地層が基礎下に1m~1.5mの範囲にあることが確認されました。設計者として地盤改良が必要なのか、たくさん種類のある地盤改良工法の中で、どれが基礎や地質に対して最適か確認することは大切です。それと同時に、提携している構造設計者に、上部構造の力が基礎を伝わって地盤に自重がつたわっていくときに、どの配置が基礎の形状に対して一番適切なのか改良工事も含めた構造設計を行うことは非常に大切です。

実は、地盤改良必要か否かは、地盤調査会社も判断し、それと同時に、地盤調査会社から改良計画書が出てきます。しかし、そのまま使うことは、最適な地盤改良計画とはいえません。というのも、地盤改良体1本にかかる建物の重さは、地盤改良会社は知りません。知っているのは建築設計者のみです。屋根の重さが柱を通じて、基礎に自重を含めて重さが集まりますが、どの場所も均等ではないのは、想像できると思います。基礎の設計とともに地盤改良も一緒に設計しないといけませんので、弊社では全棟必ず、構造設計者と連携し、地盤調査データの確認を確認し、地盤改良が必要なのか、それに適切な地盤改良計画も行っています。

現場では、地盤改良の穴をあけたときに出てくる土の土質をみながら支持層を確認し、設計どおりの配置、深さ、穴の径が行えているか確認しました。いよいよ明日から基礎工事着手です。まずは、地盤改良工事が問題なく終え一安心です。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

PAGE TOP