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鉄筋工事- モリノス -
Posted on 2019-04-15
先週は、この時期には珍しい大雪が降り、現場も雪に包まれてしまい、工事が遅れると思いましたが、職人さんの除雪と日中の暖かさもあり、予定通り、金曜日に鉄筋を組み立てることができました。土曜日には、瑕疵保険の第三者検査員による検査も実施され、適合で検査を終えることができました。ただ、瑕疵保険の検査は、限られた短い時間での抜き取り検査ですので、原則は、監理者が徹底的に検査することが必須です。2時間以上かけて、私のほうで何度も基礎の中を歩いて、図面との整合はもちろんですが、全て図面との整合を見終えてからも、あえて図面を置いて、感覚を研ぎ澄まし細かい部分のチェックを終えました。「ここはこうするともっと良いので修正してもらえませんか」「ここは鉄筋追加しておいてください」「ここはかぶり厚さが不足しそうなので加工してください」などなど、職人さんに直接お願いしながら鉄筋工事を終えることを見届けました。基礎は、コンクリートを流し込んでしまえば、鉄筋の状況など一切、わかりません。しかし、地震の時や長い年月経ったときに、施工の品質がその時点での性能を左右します。ほんの一手間ですが、これは見逃せない重要な設計監理の項目です。月曜日は、コンクリートの1回目の打設です。