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仕上げ工事 ーモリノスー

Posted on 2019-10-30

左官は下地処理が概ね終わり、1回目の下地塗が進められています。ざらっとしたこの壁の感じも結構好きで、さらに下地も非常に綺麗なので、このままで良いかといつも思ってしまいます。左官工事と同時進行で、左官との取り合いが生じる大工さんよる洗面台(家具)も設置が進められています。さらに、この洗面家具の下には、猫用のトイレが置かれる空間があるのですが、この壁には水拭きもできる消臭パネルを選定しました。パネルも普通の模様では空間の中で浮いてしまうので、左官壁の模様に合わせたものとしています。さらにタイルも似たようなものが貼られます。南側の玄関から入って北側への大きなFIX窓までの空間は、左官、パネル、タイルの3つの素材による水平波のラインが、視線を外部にいざない、さらに、景色を室内に引き込む…そんな空間となることを考えました。仕上がりが楽しみです。
外では足場も撤去され、美しい紅葉が見え、借景を確認できる良い時期となってきました。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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