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建築探訪

Posted on 2021-04-11

出張の合間に、埼玉県所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」まで足を運びました。設計は、建築家・隈研吾氏。外観は多面体の花こう岩を使用した石張仕上げ。自然石の色模様と方向性が、モザイク模様を作り出し、外観からは階数を感じることができず建築というよりはアートのような感覚が強いと感じました。内部は、外観とはまったく異なり、どこか人の息遣いを感じるような書籍の空間。4階、5階の吹き抜け空間の書棚は、カオスのような雰囲気で、さらに天井から吊り下げられた合板がリズムを生み出しており、空間の面白さを感じます。この建築を通じて、改めて建築デザインの面白さ感じることができました。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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