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砕石地業-奏でる家-

Posted on 2021-09-24

地盤調査結果から推測されるデータから、建物下で強固な場所と弱い場所が見受けられるため、設計では基礎下にある砕石による地業という地盤へ施す補強の厚さを部分的に調整して対応しています。また、通常の地盤調査は、5か所実施しますが、調査中にデータのばらつき確認があったので、さらに細かいデータを入手するためこのプロジェクトでは9箇所調査し詳細に構造設計で進めました。といっても、調査は、あくまでも”点”で行うので、実際の地盤は、掘って目で確かめないとわかりません。掘り進めながら、実際の土の状況を目視し調査データどおりであることを確認しました。また、良い地盤は無理に傷めないように砕石の厚さを微調整しながら丁寧に基礎工事が進めてもいます。地盤調査のデータどおり地層が変わるのを自分の目で見ると、当たり前なのですが「おーっ!」っとなってしまいます。

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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