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金物チェック- 山麓カエデの家 -

Posted on 2018-07-03

構造耐力に必要な金物は、柱ごとに全て異なります。耐力壁の配置やバランスにより、地震時、柱1本1本ごとに引き抜かれる力が異なるためです。そのため、設計段階の構造計算で、柱にどれくらいの地震の力がかかるか計算を行い、金物を決めます。この家では、7種類の金物が用いられています。全ての柱について、設計どおりの金物が設置されているか、固定状況が正しいか、仕上げや他の構造材に干渉しないかなど、設計チェックを行いました。特に問題ないことを確認できました。また下からは見えませんが、屋根の骨組(垂木)も専用の長いビスで、全本数固定し、屋根を吹き上げる風がきても屋根が吹き飛ばされないような対策もしています。
   

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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