環る家北佐久郡軽井沢町
場所は、長野県軽井沢町。周辺には美しい家が多く建つ、環境が整備された素晴らしいい立地において、縁あって住宅の設計を行いました。
計画した家の生活の中心には、暖炉があります。暖炉を隔てて、広間と書斎がつながり、広間と台所がつながり、揺らぐ火の間から人の気配を感じることができます。この3つの空間は、暖炉を中心とした回遊性があり、家の核がここであることを位置づけています。また、暖炉の空間の天井は、R形状とすることで、暖炉を中心とした空間であることを少しだけ主張しながら、そこに滞在する人を優しく包み、緩やかに空間そのものが人をとりまくようにしています。この回遊性や空間そのものが“ぐるりとまわる”、“周囲をとりまく”という意味の、「環る(めぐる)」であり、さらに建築家の意図として、軽井沢の自然環境や地球環境を大事にすることは、“環”から意識されるサスティナブルな意味に通じることからプロジェクト名を「環る家」としました。
なお、この家の仕様も「燃費半分の家」Q1.0に、許容応力度計算による構造の安全性を確認しています。
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