軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

御代田の家北佐久郡御代田町

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場所は、長野県軽井沢町のお隣、御代田町。駅、学校、スーパーも近く、すでに多くの住宅が立ち並ぶ住宅地の一画という利便性も高く、住みやすいこのような場所において、住宅の建替えの設計を縁あって行いました。 敷地条件としては、北側に道路のある敷地で、周辺は建物に囲まれているため、陽当りを室内にどう確保するかという難しい条件のある土地。庭や陽当りを考えると二階建てとすることが敷地条件を容易に解く手段となりがちですが、既存が平屋であり、長年形成されてきた、街並に対して大きく雰囲気を変えたくないという気持ちが敷地に訪れた時に感じたことと、できれば今よりも建物を低くしながら景観に寄与できればという想いも設計者としてあり、さらに建て主さんの希望もあり、平屋とすることで方針で決め、設計をまとめました。 室内面積は、既存建物より10坪程度小さくし、車二台を敷地に対して利用しやすく停められるように考え、さらに、冬の雪対策を考えて、インナーガレージとしています。結果、建築面積としては大きくなっているものの、屋根勾配を緩くして、建物高さをできる限り低くし、隣地や道路から既存建物より離すなどして、以前よりも、敷地に対してゆったりと、佇む雰囲気となっています。建物の性能は、新住協正会員である建築家と腕の良い地元大工/工務店によるコラボとしての「Q1.0住宅/燃費半分の家」となっています。

※省エネ性能は、燃費半分の家=新住協Q1.0仕様です。

工事経過のブログはこちら

DETAIL

Photo by:建築写真家/齋藤貞幸
[延床面積] 106.70㎡(室内面積 ※車庫含まず)
[階数] 平屋建て
[構造] 木造軸組
[外壁] 杉板プラネットカラー仕上げ
[内装] 壁:本漆喰、床:桧無垢フローリング、天井:AEP塗装仕上げ一部杉板
[暖房設備] パネルヒーター
[竣工時期] 平成29年12月
※第4回日本エコハウス大賞/奨励賞受賞

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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