軽井沢の建築設計事務所|一級建築士事務所アトリエカムイ|建築家 / 井野 勇志|新住協Q1.0住宅|高断熱|別荘

旋律の家北佐久郡軽井沢町

  • 旋律の家
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場所は、長野県軽井沢町。歴史ある別荘地の比較的平坦でアクセスの良い場所において、縁あって住宅の設計を行いました。この敷地は南東隣地との境界付近が少しだけ下がる傾斜を持ち、南西には、大きな庭と借景を期待できる土地特性を持っています。そのため、計画では、南西を意識し、庭と広間が一体利用して、家族が内外を行き来しながら楽しめる空間をつくりたいと思い計画をはじめました。一方で、南東には、高木の常緑樹があるため、日光の恩恵を少しでも多く室内に確保することを目指して、大きな吹抜けを設けと高い位置の窓を計画することが必要と考えました。ただし、吹抜けを採用すると建物のボリュームが大きくなってしまい、道路側に圧迫感を持たせてしまうため、そのようなことにならない、景観の中で家が静かに佇んでいるようにするするために、屋根形状を工夫し、2階の面積も最低限の計画としてまとめました。家の中で過ごすと、周辺の豊かな森や自然の恩恵のメロディを感じ、家の中からも家族のメロディがあふれ出て自然環境と調和する、そんな思いを込めて設計を進めてきましたので、本プロジェクトを「旋律の家」と名付けることとしました。

なお、この家の仕様も「燃費半分の家」Q1.0であり、許容応力度計算による構造の安全性を確認しています。

DETAIL

【省エネ性能】Q=1.00 Ua=0.26 Q1.0住宅レベル2
【耐震性能】等級3

その場所が持つポテンシャルを最大限に活かして、風景の中で建築が美しく存在し、
時を超えても愛されるあり方でありながら、室内は、日々の暮らしの中で
自然の美しさや豊かさや快適さを感じることができることを理想としています。
そのため建築で使う材料は、時が経て味わいが増し、人の心を豊かにするような、
木や紙、土などの自然のものを使うこととしています。
また、この素材の魅力を最大限活かす職人の技術も大切にしています。
「アトリエ カムイ」とは、その場所が持つポテンシャルと建築をつくる素材や技術に
正面から向き合い、デザインしていくという意味を込めています。

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